初めて病院で診察を受ける方へ。
病院に行く前に準備しておくとよいことや、気になるお金のこと、親への相談方法など、
病院診療に向けてまとめて予習することができます。
どの診療科を受診したらいいでしょうか。
性感染症を見てもらえる主な診療科は、
婦人科・産婦人科、泌尿器科、皮膚科、性病科、耳鼻咽喉科となります。
いずれかに思い当たる症状がある場合は、下記の診療科を受診するとよいでしょう。
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男性
・尿道から分泌物や黄色い膿が出る
・かゆみや違和感がある
・性器に水疱(水ぶくれ)やイボができた
・排尿時に違和感や不快感がある -
女性
・おりものの量が増えた
・外陰部にかゆみがある
・性器に水疱(水ぶくれ)やイボができた
・下腹部に痛みがある
・排尿時に痛みや不正出血がある
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皮膚
※性別は問いません・性器周辺に水疱(水ぶくれ)やイボができた
・小さなあざやブツブツ、発疹などができた -
咽頭
※性別は問いません・咽頭(のど)に違和感がある
受診時期は、症状が現れているときが最もよい時期です。
感染の可能性のあった性行動、受診理由、症状、現在困っていることなどをメモしておくと、診断の際に手際よく答えることができ、質問することもできます。
STEP3にチェックシートがありますので、ぜひご活用ください。
▼各病気の詳しい症状や治療方法などは、こちらでチェック。

病院に行くときに、服装や食事、トイレなど気を付けた方がいいことはありますか?
服装や食事などはとくに気を付けることはありません。いつもの通りで大丈夫です。
できればお風呂に入ったり、シャワーを浴びたりせず、ありのままで診察に行きましょう。お風呂に入ったり、シャワーを浴びてしまうと、菌やウイルスが洗い流されてしまい、正しい検査結果が得にくくなってしまうからです。また、尿を採取することもありますので、診察の2〜3時間前からトイレに行かないようにしてください。
もし風邪などで医師から抗生物質を処方してもらって飲んだ場合は、2週間くらいおいてから受診したほうがよいでしょう。なぜなら、抗生物質が体内からぬけるのに2週間くらいかかり、ぬけたあとでないと正しい検査結果が得られない可能性があるからです。
でももし症状があるなら、すぐ病院に行ってください。そしていつごろ抗生物質を飲んだかを話して診察してもらってください。
- 女性、男性、症状が出ている箇所によって、受診すべき診療科が変わるんだね。知らなかった…!
- 正しい診療科選びをするためにも、落ち着いて自分の症状を観察することが大切だね。