性感染症(STI)と検査

STIとは性感染症(Sexually Transmitted Infections)の略で、
主に「性行為で感染する病気」のことです。

おさえておきたいPOINTS

  • STIとは性感染症(Sexually Transmitted Infections)の略で、主に「性行為で感染する病気」のことです。
  • 自覚症状がなくても、思い当たる行為などから、性感染症(STI)の可能性があります。
  • そのままにしておくと、パートナーにも迷惑をかけてしまう可能性があります。

性感染症(STI)を病名から調べる

病名からそれぞれの感染症の症状、治療に関する情報を調べます

性感染症(STI)かなと思ったら

自覚症状がなくても、思い当たる行為などから、性感染症の可能性を知ることができます。

風俗店に行った

性感染症感染のリスク

感染のリスクがとても高いので、
自覚症状がある場合は医療機関で早期診察を行うことをおすすめします。

性感染症はセックスをしないと感染しないと思われがちですが、性器と性器の接触以外にも、口と口、口と性器、口と肛門など粘膜を介して感染のリスクがあります。オーラルセックスでのどに淋病(淋菌感染症)に感染した場合など、症状が出にくい病気もたくさんあるので、正しい知識を身につけてきちんとリスクを把握しましょう。

風俗店で働いている

性感染症感染のリスク

感染のリスクがとても高いので、
自覚症状がある場合は医療機関で早期治療を行うことをおすすめします。

風俗店で働くということは不特定多数の人と性的接触があるということなので、必然的に性感染症のリスクは高くなります。
また、セックスをしなくとも、性感染症は粘膜を介して感染することもありますのでオーラルセックスでも十分に注意してください。
特に、ここ数年で増えている梅毒は風俗店で感染するリスクがあります。
正しい知識を身につけて、気になる症状がある場合は病院で検査を受けてください。

不特定の人とセックスをした

性感染症感染のリスク

感染のリスクがとても高いので、
自覚症状がある場合は医療機関で早期治療を行うことをおすすめします。

もし、本名や連絡先を知らなかったり、どんな人かよく分からない人とセックスをしてしまったら、性感染症のリスクはかなり高くなります。というのも、不特定のパートナーが、あなた以外のどんな人とセックスをしたのか分からないからです。
感染から発症まで十数年かかるため自分が感染している事に気が付いていない人も多いエイズ/HIV感染症をはじめ、あらゆる性感染症の可能性が潜んでいます。

コンドームをつけずにセックスをした

性感染症感染のリスク

自覚症状がある場合は、
医療機関で早期検診を行うことをおすすめします。

コンドームは避妊のためだけでなく、性感染症予防のためにも大切です。
あなたとあなたのパートナーが性感染症に感染していなければ、コンドームをつけなくても感染する事はありませんが、多くの性感染症は症状が出ないまま他人に感染させてしまうので注意が必要です。
尿道炎を引き起こすマイコプラズマもその一つ。あなたとパートナーの幸せのためにも安全なセックスを心がけてください。

オーラルセックス(フェラ・クンニ)をした

性感染症感染のリスク

自覚症状がある場合は、
医療機関で早期検診を行うことをおすすめします。

性感染症は性器にのみ感染するわけではありません。
口と口や、口と性器、口と肛門など粘膜を介した接触で感染する事があります。
最近、オーラルセックスでのどに感染している人が多いという事を覚えておいてください。
特に、クラミジア感染症には性経験のある10代後半~20代の人では10人に1人くらいは感染しているとも言われています。

パートナーが性感染症だったことがわかった

性感染症感染のリスク

感染のリスクがとても高いので、
自覚症状がある場合は医療機関で早期治療を行うことをおすすめします。

まずは、性感染症に感染している事を、勇気を出して告白した大切なパートナーを決して責めたりしないでください。STI(性感染症)は性行為をする人なら誰にでも感染する可能性があります。感染させたのは、パートナーであるあなたということも考えられますので、必ず病院へ行って検査をしてください。
もし、性器にイボができた場合は尖圭コンジローマの可能性が高いので病院で適切な治療を受けてください。

自慰行為(オナニー)をした

性感染症感染のリスク

性感染症のリスクは低いですが、気になる事や不安な事がある場合は
医療機関で相談してみましょう。

性感染症は人と人のつながりで感染する病気です。基本的には物や空気などからは感染しません。
100%安全とは言えませんが、あまり神経質にならない方がいいでしょう。
ただ、子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)などは、性経験のある女性なら誰でも一度は感染するとも言われているので、正しい知識を身につけてきちんとリスクを把握しましょう。

大人のおもちゃを使用した

性感染症感染のリスク

性感染症のリスクは低いですが、気になる事や不安な事がある場合は
医療機関で相談してみましょう。

性器はとてもデリケートなので、不衛生な器具などを使用した場合、雑菌が入ってしまうと、性感染症ではありませんが、膿が出たり、女性の場合はおりものの臭いや色が変化したりする事があります。
また、性感染症の多くの原因菌は人の粘膜から離れて長時間生きている事ができませんが、腟トリコモナスのように、感染者が使用した下着やタオルなどから感染してしまう可能性もあります。
この場合、厳密には性感染症ではありませんが、病院で検査を受けて治療したほうがいいでしょう。

自分の肌と相手の肌が密接に接触した

性感染症感染のリスク

性感染症のリスクは低いですが、気になる事や不安な事がある場合は
医療機関で相談してみましょう。

性感染症は肌と肌の密着や相手の衣服との接触ではほとんど感染しません。
性感染症は粘膜を介して感染する病気ですので、不安になったり、悩まなくても大丈夫です。
しかし、セックス以外で感染する例としては「ヘルペス」などがあります。疲れると口唇ヘルペスが出来る人も多いと思います。日本人の過半数がウイルスを保有しており、口唇ヘルペス自体は性感染症ではありませんが、ウイルスが盛んに増殖している時に口と性器が接触すると、性器に感染することがあるので注意してください。

可能性のある感染症

銭湯やトイレなどで不衛生だと感じた

性感染症感染のリスク

性感染症のリスクは低いですが、気になる事や不安な事がある場合は
医療機関で相談してみましょう。

性感染症は性器と性器や、口と口、口と性器、口と肛門など、粘膜を介した接触があった場合に感染の危険性があるため、 物や空気、銭湯やトイレ、プールなどの水から感染する事はほとんどありません。しかし、性感染症以外の感染症に感染する事はありますので気になる症状がある場合は病院で検査を受けてください。
ただし、女性では湯船のへりに腰掛けたりすると淋病などがうつることがあります。べったり座るのはやめましょう。

はじめての病院診療ナビ

病院に行く前に準備しておくとよいことや、気になるお金のこと、親への相談方法など、病院診療に向けてまとめて予習することができます。

    • 病院に行く時に、保険証は必ず必要ですか?
    • 料金はどれくらいかかりますか?
    • 未成年ですが、親には絶対秘密にしてもらえますか?
    • もし陽性だったら、パートナーには正直に話さないといけませんか?
      話すとしたらどういう風に話したら関係が壊れないで済むでしょうか。
    • どの診療科受診したらいいでしょうか。
    • 病院に行くときに、服装食事トイレなど気を付けた方がいいことはありますか?
    • 先生に症状を聞かれた時、どんなことを話したらいいのかわかりません。
      必ず話した方がいい事って何かありますか?